木津川アートの現場調査に行かねばと連休を見つけ勢いで夜行バスに乗り込む。
近鉄奈良駅に到着したのは通勤客さえまばらな早朝六時半。
午後の待ち合わせ時間まで奈良公園を散策する事に。
店も駅前のコンビニくらいしか開いておらず…
そういえば、二十年以上前の大学の古美術研究旅行でも同じでした。
学生でお金がなかったので一番安い夜行バスで奈良の大学付属研修施設に向かったのでした。進歩していませんね…
ちょいと寄り道。二十年以上ぶりですが道を覚えていました。
近鉄奈良駅から歩ける母校の古美術研修施設。
必修授業で、当時この施設に2週間滞在し国宝を見まくったのでした。
今思えば本当に贅沢な時間でした。
通勤のサラリーマン達が足早に興福寺の境内を歩いている姿は、関東の人間には不思議な光景です。
さすがは、古都。
その辺の石にも建造物の歴史が…
時間が早すぎてどこも開いていないので春日大社まで散策することに
昭和7年に萬葉集にゆかりの深い春日野の地に昭和天皇の御下賜金を頂き、約300種の萬葉植物を植栽する、 我国で最も古い萬葉植物園として開園されました。(公式ウェブサイトより)
「大賀ハス」
大賀博士が千葉県検見川の弥生遺跡から発掘した種子を2000年ぶりに発芽させたという古代蓮。
植物にとっての2000年というのは、長いのかしら。
案外それほどでもないのかも…
万葉集に出てくる「あさがお」は桔梗ではないか、とのこと。
この時代、朝顔はまだ渡来しておらず。
ついつい自分の家でも睡蓮鉢で栽培している水生植物ばかり見てしまいます。
萬葉植物園は、万葉集の歌にでてくる多彩な植物の八割以上を扱っています。
普段見る事のあまり無い、五穀等の穀類も見れます。
あまり植物に詳しく無い私でも楽しむことが出来ました。
そろそろ打ち合わせの時間が近づいているのでそろそろ駅へいかねば!