美術家  小林正樹
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Four Leaves series 

真鍮の四葉によるインスタレーションのシリーズ

gallery kobo CHIKA 2007

 

 

 

brass. 2007

joyeux Noel  '07     gallery kobo CHIKA/恵比寿

 

ギャラリーなつか 2010

 

 

 

「多すぎる幸せ」   brass.2010

- Brass Garden - ( ギャラリーなつか / 銀座 )

 

鎌倉彫後藤久慶 2010 〜 2015

 

「多すぎる幸せ」  鎌倉Ver.

brass. 2010 ~2015

鎌倉彫 後藤久慶

ウィンドウ

鎌倉彫 後藤久慶

 

鎌倉の「鎌倉彫後藤久慶」のウィンドウに展示している作品です。
2010年12月に三ヶ月程度の予定で展示をしました。

その後、東北大震災が。
作品に希望を見いだして下さったり、話題にして下さる方がおられるので、

当主後藤氏のご好意で2015/3まで延長されました。
人間の欲深さに対するアイロニーの作品が、震災を境にひっくり返ってしまったようです。

 

 

「とある雑食美術愛好家T氏邸より」東京都美術館  2012

 

 

 

撮影:武田一敏氏

 

 

撮影:武田一敏氏

 

「多すぎる幸せ」T 氏邸Ver.   2012

漆器/鎌倉彫・三代後藤久慶

「とある雑食美術愛好家T氏邸より」展

(トビセレクション/東京都美術館)

 

 

 

 

「多すぎる幸せ」   東京都美術館 Ver. によせて

 

 作品設置で真鍮の四葉を畳に据え込んでいたら、

会場の茶室を作ってくれた大工さんが、じっと見ていて

「天国だね」と言った。

私はしばし、こっそり作業を中断した。

 

 今年の正月、母が入院した。

病院に見舞いに行くとしきりに「ご飯は食べたか」と

私の心配ばかりした。

それから間もなく母は、モルヒネによる意識障害で

食事をとることができなくなった。

点滴で生命維持はしているものの、空腹から 

しきりに乾いた口を動かしては、

おいしそうに何かを食べる仕草をした。

 一ヶ月後、母はそのまま何も口にすること無く

冥土に旅立った。

 

展覧会が始まり、若い親子が

「あのどんぶりには何が入っているんだろうね」

「おしるこ!」

 

 私も考えてみる。

上品な鎌倉彫の漆器に合うのは古里のお祝い料理「鯉こく」か、

それともよく作ってくれた「お雑煮」かしら… と。

                     

                            小林正樹

                               2012.10.14

 

 

 

loop アートホスピタリティー展 2012

 

brass. 2012

「loop アートホスピタリティー展」

Fクリニック

(企画 gallery kobo CHIKA/恵比寿)

 

 

loop展によせて

 

終末医療の現場なのでアートのテクスト云々ということより、

ささやかで穏やかではありますが、

作品の発見が貴重である一日の彩りとなり、

しばし時間を忘れて頂けたらと願うのです。

 

2012.12      小林正樹

 

 

 

「鬼外福内 」雑食美術愛好家T氏より 六本木画廊 2013

友人の愛息りょうくん
友人の愛息りょうくん

 

「多すぎる幸せ」六本木Ver.        brass.2013

 「鬼外福内 」六本木 雑食美術愛好家T氏コレクションより

  六本木画廊

 

中之条ビエンナーレ 2013

 

「多すぎる幸せ」 中之条町日影小さな蔵Ver.

 

 古い蔵に遺された六合の歴史ともいえる長い時間を背負った民具達。

私なりに記憶を読み取り、かつての営みの風景に思いを馳せてみたりする。

今回、短い期間ではあるが、共有は幻想かもしれないけれど、

彼岸の彼方に消え去りつつある景色を、少しでも繋げられたらよいなと思う。

 

(中之条ビエンナーレ2013 ガイドブックより)

 

 

Traditional Family Storehouse at HIKAGE / Masaki Kobayashi

 

「多すぎる幸せ」

Happiness Spilled Over

 

Traditional tools left in the old storehouse retained the long history of KUNI.

The artist scanned the memory remaining in the tools, which sent him recollections of people’s daily life and family events took place in those days.

Those sceneries seem to be migrating to HIGAN (the OTHER

WORLD where the deceased belong to) as the owners moved there. 

The artist attempted to stop them from vanishing from THIS WORLD by anchoring them to his works, hoping that at least during this period of exhibition, those sceneries would remain here. 

 

Can you see the lives and events once happened here?

 

 

 

木津川アート2014 Kizugawa art


 

木津町はかつて木津川の川港で栄えた町でした。

その昔、橋がかけられなかった木津川には多くの渡し船があったそうです。

現在では同じ木津川市内である隣町とも渡しで行き来していたのですね。

地域の人々を外の世界と結んでいた船。

人や物資だけでなく夢や幸せも運んでいたのだと思います。

 

(木津川アート2014 アーティストブック)


するがのくにの芸術祭 富士の山ビエンナーレ 2014