美術家  小林正樹
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中之条 2回目の滞在(2)

六合(くに)地区について

 

三年前まで、1900年から続く「六合村」でした。

六合は北部にかけて山深く渓谷もある険しくて厳しい土地です。
人口は約1800人。
母校、東京芸大の学部生数位でしょうか。

 

動物は多いです。
猿は道路脇に普通にいたりします。

熊をさばける方が、今でも何人もおられるそうです。
マタギのような文化も残っているのですね。
さばく腕で、味の善し悪しが決まるとか…

美味しいらしいです。


気候は山の天気のように、刻々と移り変わっていきます。
雨が多いです。「小雨」という地区名があるくらいです。

 

「六合」の名は、小雨、赤岩、生須、太子(おおし)、日影、入山の

6つの地区名(村名)大字を合わせたことから生まれたそうです。

 

私はそのなかの日影地区にて展示をします。
日影地区は私以外にも三名の作家が参加します。

 

近くには草津温泉があります。
明治の中頃まで草津で温泉宿を経営している人々が、冬の間酷寒を避けるため下山し過ごす冬住みの場所として移り住んだことから、小雨地区は「冬住み村」とも呼ばれたそうです。かつて草津と六合は兄弟親戚のような関係だったそうです。

 
そんな関係も今は昔、近所の草津と合併することなく中之条町と合併し「六合」という地名は消えることになりました。
 

 

急に天気が崩れて雨がザッとふってモヤが立ち籠める…

 

 

 

入山キュウリ

 

地主さんから頂きました。

地元の方のおすすめの食べ方は、皮を剥いて味噌をつけてかじる!

歯ごたえもあって瑞々しくて美味いです!!

 

 

 

わたくし、かなりのお気に入りです!!!

 

 全国区でもっと食されてもよいのに…と思いますが、この土地の気候でないと栽培できないそうです。

各家で代々、種を大事に受け継いで栽培されてきた六合の名産品です。

 

 


なかなか滞在期間が重ならない仲間の作家・齊藤アニキの現場に寄り道。

なんかスゴいことになりつつあります!

以前、下見で来た時の寒くて遭難しちゃいそうな荒んだ感じから打って変わって緑が美しい場所になっていました。

 

私もそのうちこういうスケールのこともしてみたいですね。
ちなみにこの釣り堀、端から端まで70mあります。

 

 

 

 

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