小林正樹 作品記録
53美術館レジデンシープログラム
広州、中国
「Shadows and Light」
video シングルチャンネル
2分46秒
我々の生きる世界には光と影があります。
それはいろいろな意味をもっています。
陽当たりの良し悪しだけでなく日々の生活のことや人生の喜怒哀楽も。
生きる時間が長くなるほど、辛いこと悲しみや別れの数が増えていきます。それでも人々は光を求めて、幸せを求めて影の路地を進み続けていくのです。
広州は、想像以上の巨大都市でした。
高層マンションやビルが立ち並び、大通りの道路は片側だけでも6車線もあったり、そして日本よりも遥かに高級車の割合も高く、、、
しかしその狭間に取り残された日の当たらない洗濯物を干すのも大変そうな建物密集地のダウンタウン。
まさに格差社会の縮図がそこにはあり私は滞在期間のあいだ毎日のように暗い路地に通ったのでした。でもそこにはステレオタイプな悲壮感など微塵もなく活気に溢れた人々の生活が。昼時は客には目もくれずデカい弁当を食べている店番の娘さんたち(弁当箱がデカイ。とにかく量が多い。広州は華南で亜熱帯なので食文化がとても豊か。しかも安い!)
そんなダウンタウンの路地を見上げると細い空が繋がって光の路地のように
滞在期間毎日カメラをまわし、発表作品意外に9本のレジデンス滞在ドキュメンタリー短編動画を制作しました。
以下の動画は5本目の動画(18:15)より切り出したものです。