伊参レジデンスは元伊参小学校をAIR(アーティスト・イン・レジデンス)として活用している施設。中之条ビエンナーレの事務局もあります。
会期中は、校舎の教室は勿論、体育館やプール含めて展示会場になっており、作家の作品やお土産を扱うショップやカフェやお食事コーナーも併設されています。
会期中も作家が滞在できるよういくつかの部屋は宿泊用に残されているので、私もそこを拠点に滞在しています。
会期中は、伊参レジデンスは海外作家の展示拠点に。
竹で組まれた櫓のような作品は、タイ国から参加されたウドムさんによるもの。
校舎の正面玄関入ってすぐ右にお店を構えているのは、CHIKUWA‐Unit。
このユニットは丸沼芸術の森で制作されている彫刻家と陶芸家の4人の大変個性豊かな皆さんによって運営されています。今回はインスタレーションと模擬店による参加。
木彫作家として活躍されている儀保克幸さんをマスターとする お店「Gibo Bar」。
店内ではメンバーの小品を購入することもできます。
また、参加作家によるクロストークイベントの企画等も目白押し。
レジデンスにバーがあるとほんと有り難いです笑。海外のユースなんかにはありますよね。儀保さんとは家庭科室でもよく痛飲、御一緒しました。
CHIKUWA‐Unitの大橋博さん(東京造形大准教授)の生徒さんで中之条作家のインタビュー映像を制作されているお二人さん。沢山あるブランコはCHIKUWA‐Unitのインスタレーション。
タイ国から参加のパドゥンサクさん(真ん中)とタッチャイさん(左)。海外のレジデンス生活は慣れているようでお酒もお好き、気さくなお二人。レジデンス滞在中はタイ料理も振る舞って下さいました。
レジデンスのマドンナ、すみちゃん。
会期前九月の炊き出しの頼もしい料理長!
本業は無農薬野菜の八百屋さんですが、実は美大でガラス工芸を学んだ方でもあります。会期中ここでは、カフェトホさんが営業されてますが、この日はたまたま、すみちゃんがお留守番。
カフェトホさんの天然酵母のパンとコーヒーも大変美味しいです!
オーナーの東條さんは群馬県出身の方で、トロンボーンを吹くミュージシャン。
ここは元小学校なのであちこちにピアノがあるので宴会が始まるとセッションがはじまったり。。
今回の中之条ビエンナーレに参加されているカフェ・マルシェは、全てこだわりのお店で美味しくてオススメです!食事も楽しめる中之条ビエンナーレ2015です。
私も滞在中は、結構お世話になっています。
すみちゃん作のドライカレー。
野菜も新鮮で美味しいです!
滞在アーティスト達が食事をする場所は「家庭科室」。
(写真は会期中なので人も少なく穏やかです。参加作家の赤堀氏、西嶋氏、ジェイミー氏の3方と。)
さすがは家庭科室。すべてのテーブルにはコンロが備えてあるので調理できますし食器や鍋類も沢山常備されているので不自由しません。会期前の作家滞在制作中は地元ボランティアや実行委員の皆さんによって炊き出しが毎日行われていました。
周りは熊が出てもおかしくない山(伊参小学生達は熊避けの鈴をランドセルに付けていた!)歩いて行けるような食事処はありませんから…
(↑写真は九月頭、会期前に海外から作家さんが沢山到着された頃)
準備中のいちばん多い日で50人を超える作家が滞在していたので、食材も大変な量だったと思います。
そして毎晩のように酒盛りが… それにしても東欧から来ていた作家さん達は毎晩明け方までよく吞まれて…。
会期中は賄いはないので作家自身で自炊です。
この日は同じ展示会場の松枝さんが、料理長でテキパキと料理を作って下さいました。地元の方からの頂き野菜やキノコ等の有りものでご馳走に!作家さん達は料理の手際もいいです(私はダメですが…)。
独身の私には家庭料理が沁みます。大変美味しく頂きました!
田中美沙子さんによるソロダンスパフォーマンスが9/20〜9/23 伊参レジデンスのグランドで開催されました。
中之条の月夜からインスピレーションを受け創作したパフォーマンス。
撮影禁止なので開演前の様子写真。日が暮れると漆黒の夜が。
照明の中でのパフォーマンス。
普段は身体表現を見る機会がほとんどないので興味深く拝見しました。
私なりにいろいろなストーリーを勝手に重ねてみたりして。。
レジデンスに滞在しているので演後も直接、田中さんからいろんなお話を伺うことができたのも良かったです!
こういう距離の近さも中之条ビエンナーレの醍醐味かもしれませんね。