現在は中之条町の一部である旧六合村。
五年前の吸収合併によって六合という地名は消えてしまったけれど、今でも地元の人々に愛着をもってよばれる「六合(くに)」。
六合で展示した作家にとってもこの地への思い入れは強いのではないかと思います。
そんな私も前回2013と昨年の「六合七月小径」展で何度も往復し、気付いたら実家帰省より滞在日数が多くなっていました。
今回2015も再び展示をするので、会場調査のため今年初の六合入りです。
酷寒の冬が終わり、遅い春がやってきた群馬北部の里山、六合。ゴールデンウィークのこの時期でも朝晩はまだ冷え込み、コタツやストーブが欠かせません。横浜の三月下旬と同じくらいでしょうか。旧六合幼稚園を利用してるアーティストレジデンスはこの時期まだ稼働しておらず…
小雨地区と生須地区を結ぶ吾妻橋からの美しい景色に思わず写真撮影。
暮坂峠側から六合入りするには必ず通る橋です。
そういえば、二年前はこの橋の下側にスズメバチが巨大な巣を作ってしまい恐怖の橋になっていたっけ。(高所すぎて撤去できず笑)
眼下に見えるのは六合を南北に横断する白砂川。
かつてあまりの酸の強さに死の川と言われ、須川(酸川)との呼称だったそうですが、現在は中和をさせる品木ダムもできてコンクリ工事の発電所が建設できるまでに。
(2013年の当ブログ記事「中之条3回目の滞在(7)」にも品木ダムの話あります)
下流側にはレトロな鉄橋が見えます。旧吾妻橋です。
この古いトラス鉄橋は1901年に渋川市で利根川に架けられていたものを1954年(昭和34年)一連分を譲渡されたものだそうです。昔は橋もリサイクルされたのですね。
この橋が渡されたことによって中之条町と草津温泉が暮坂峠経由の道路でつながり東武バスも運行されるようになったそうです。(土木学会ウェブサイトより)
This bridge was built in Shibukawa In 1901.
Then, it moved to KUNI village In 1954.
Steel imports from the United States.
旧太子線の路線脇の花桃。中之条町では花桃を沢山見ます。
前町長さんが好きだったそうですね。
やってきました。六合エリア赤岩集落。
今回、展示でお世話になる湯本家の立派な桜です。