「するがのくにの芸術祭 富士の山ビエンナーレ」の開催地域の真ん中には、
一級河川・富士川が流れています。
その為、滞在制作しているとホームセンターや他のエリアとの行き来に何度も通る橋があります。富士川橋です。
その富士由比線(旧国道1号)の富士川にかかる古いトラス鉄橋は、なんと1924年(大正13年)建造。
橋のたもとにある水神社。
かつては川や渡し船、現在は橋の安全祈願の神様
富士川鉄橋竣工の大正13年で渡し船は廃止に。
江戸時代は、甲斐国と駿河国を結ぶ富士川の水運が発達し甲斐産米を岩渕(ビエンナーレ富士川エリア)で陸揚げし陸路で清水港へ。そこから大型船で江戸へ輸送していたそうです。
橋から見た富士川
富士川といえば日本の商用電源における西60Hzと東50Hzの境でもあります。川の西側が中部電力、東側が東京電力。これは明治時代に関東(東京電燈)ではドイツ製発電機(50Hz)、関西(大阪電燈)ではアメリカ製発電機(60Hz)を採用した結果です。
でも最近の家電製品はインバーターがほとんどなので関係ないのかもしれませんね。
私のスタジオの電動工具や工作機械のモーターは回転数が変わってしまうので両方の回転数などが併記されていたりします。
富士市はかつて川向い西側の庵原郡だった富士川町が合併したので市域に両Hzが並存している珍しい都市になったそうです。
東名高速 富士川サービスエリア(下り)からの富士山と富士川。
絶景です!
富士山が最も良く見えるサービスエリアではないでしょうか。
ETCをご利用なら蒲原への最短出口になります。