私の展示場所は、こちらの「ギャラリーカフェ 人と木」さんの蔵です。
カフェのマスターさんは、普段から若いクラフト作家さんを応援されている方。
私の展示は現代アートでしたが、準備中はいろいろとご配慮いただき、さらに会期中は吞みにまで連れて行ってもらいました。
地域型アートイベントの現場は、すべてが上手くいく訳ではありません。
相互理解不足からくるトラブルもよく聞きます。
今回の木津川アート2014での私は、マスターさんや地主さん含め理解のある方々のなかで展示できたのは幸運だったのかもしれません。
木津川市の昔からのまち曽根山や大里は、水路やため池があちこちに。
まるで「水の町」。
木津川の水運によって、いにしえの奈良の都には沢山の仏塔が建てられたそうです。
曽根山の古い蔵から出てきた花目台と三ツ重盃。
三々九度の盃。
かつてこの盃が交わされた結婚式は、
どんなに晴れやかな場だったのでしょうか…
いまは廃棄予定に。
おそらく、この舟上が最期のハレの場です。
映像は木津川の様々な場所で撮影したのを繋げたもの。
止め処も無く逆らいようの無い時間の流れ、時間の川のようなものを表現しています。
実物の約1/2スケールの渡し舟 、全長約3400mm