展示作品のメンテもかねて中之条六合に前乗りです。
渋川インター降りてからの道中でよく寄るお気に入りの道の駅「こもち」。
野菜が安いです。昨年はキノコ類やお米、お味噌も購入しました。
今時期はどんなものがあるのでしょうか?
小さいパックにクワガタが入ってました。
おがくずとゼリーの飼育セットも販売中!
野菜と同じ並びに売っていて可笑しいです。
民主党政権の時にニュースを賑わした「八ッ場ダム」。
中之条町のお隣、同じ吾妻郡の長野原町にあります。
六合村へは中之条町内の暮坂峠を越えるよりは、長野原町の整備された高速道のようなバイパス(ダム効果?)のほうが遥かに便利です。
今回は初めて道中の道の駅「八ッ場ふるさと館」に寄ってみました。
道の駅横の不動大橋から見下ろす八ッ場の緑豊かな景色。
田んぼや畑があったり単線の吾妻線が走る長閑な山里風景。
ダムが完成したら、この辺りは水没しダム湖になってしまうそうです。
自民党政権で押し進められた八ッ場ダム計画。
ダム建設構想、着工はなんと47年前の1967年。
長い長い反対運動の歴史を経て、完成予定は2019年。
不動大橋は完全に湖上の橋になるのですね…
無料の足湯につかって運転の疲れを癒す…
気持ちいいけど水没の話が頭の中をグルグルまわり複雑な心境。
民主党政権時、建設の是非で世の中を騒がせ "時のニュース"(本当は長い闘いだったのに)となった八ッ場ダム。
当時は正直、遠い里山の話のような気がしてました。
都会の水源の為にと、ご先祖様から受け継いだ大切な土地の水没を受け入れねばならなかった方々がおられることを忘れてはいけませんね。
もうすぐ水没して幻の名湯となってしまう川原湯温泉、是非行ってみたいです。
作品メンテナンスをする為に六合に前乗り。
メンテは掃除と電気が再配線されたので一応の照明チェックです。
荒んだ心身のメンテもどこかで期待しているかもしれません。。
梅雨で少し肌寒い六合。
しっとりと静かな里山。
作品メンテはすぐに終り、会場である六合の日影地区をてくてく散歩。
梅雨の湿った空気も都会と違って気持ちいい。
会場から徒歩数分の曹洞宗龍澤寺の巨木、
スゴいです!
樹齢850年なんて気が遠くなります。
六合の様々な歴史を見てきたのでしょうね。
[ 龍澤寺の入り口にある巨木が妙全杉です。「龍澤寺の大杉」とも言われ、道行く人を驚かせています。
龍澤寺の開基、妙全尼がお勤めの帰りに、寺の石段の下に逆さにおいた杖が、そのまま根付いて大木になったものだと伝えられています。今も枝が逆さに垂れているのだと信じられ、「妙全尼の逆さ杉」とも言われています。
樹齢850余年で、樹高約38m、幹囲約6mという大杉は、県下の名木に数えられる大杉です。]
日影地区の国道292号線と平行に通るすぐ下の道は、かつての群馬鉄山の鉄鉱石を運ぶ為の太子駅跡まで繋がる鉄道線路跡です。
六合に来るとつい通ってみたくなる線路跡のトンネル。
ここを鉄鉱石を積んだ機関車が走っていたのですね。
旧太子駅に本物の機関車を持って来るという計画があるそうですよ。
昨年の滞在で初めて食べて、すっかり気に入ってしまった入山胡瓜。
この土地の気候でしか育てられない品種だそうです。
みずみずしくて歯ごたえもあり大変美味しいです!
冷やしておいて皮むいて塩や味噌をつけてガブッといくともうたまりません。
この写真は展示会場の地主さんのハウスの中。
昨年、吉田氏が展示をした場所ですが本来の役割に戻ったようです。
帰る時に地主さんから初収穫の胡瓜を沢山頂きました!幸せ〜!
地主さんの敷地の中に沢山咲いている山百合。
雨宿りも兼ねて花の中でじっとしているのはヤブキリかしら…
展示の受付をボランティアでやってくださる地元のおじさんから聞いた話では、山百合の根は猿の大好物で、今は猿が増えてしまい自生の山百合はほとんど食べ尽くされてしまっているそうです。
最近の害獣被害はかなり酷いそうです。
野菜を作ってもみんな食べられてしまうので畑を止めてしまう人が多く、この辺りは畑にはよい土地なのに大変残念だと。。
都会に住んでいる人には分からない大変深刻な問題です。
こちらは涼しいのかまだ色づいていません。
お盆では霊を導く提灯に見立てて精霊棚に飾ることのあるホオズキ。
東京や横浜では七月にお盆をやりますが、それに合わせてでしょうか東京の浅草寺「ほおずき市」は七月九日、十日です。
私自身は両親が長野県出身だからか、お盆と言えばやっぱり八月だなあ…と。
幼少の頃は親戚一同、本家に集まって盛大にお盆さんをやっていたことを思いだします。よき時代でした。
初日は、実行委員会の桑原さんと受付にてお客様をお待ちしてます。
今春立ち上がったばかりの中之条ビエンナーレ2015新実行委員会のご尽力によって「六合七月小径」展、開催に漕ぎ着きました。
早速、次回新カラーののぼりも各会場に立ちました。
中之条町は旧六合村と合併した大変広い町です。
中之条ビエンナーレは広範囲にわたる芸術祭で、全エリアをまわるのには車で二日から三日かかります。
町の中心に近い地域は比較的交通手段もあるのですが旧六合村側へは、車でも時間のかかる暮坂峠を越えねばならず断念されたお客様も多いと思います。
今回、その六合側に残していた作品を中心とした再展示展を企画して頂けたこと大変感謝しています。
総合デレクター山重さん、実行委員会の皆様、受付をしてくださるボランティアの皆様、そして長い期間、蔵に作品の延長展示を許可して下さった地主の前川さん、有り難う御座いました。