ビエンナーレは10月14日をもちまして閉幕しましたので、少しずつ今回出品した作品のことや展示会場の芳名帳に頂いたお客様のコメントなどを紹介していきたいと思います。
四月のまだ寒い頃、展示場所に決定したばかりの日影エリア「小さな蔵」に
初めて現場調査に入りました。
蔵の中の埃まみれで汚れたモノ達の状態を確認し、
「こりゃヤバいぞ!どうしよう…」と
唖然としてからフラストレーションの溜まる日々が始まりました。
かつての蔵の主、富屋さんは既に絶えてしまっており、
もはや本当のことは知る由もありません。
少しずつ時間をかけて私なりに蔵に遺されたモノの物語を
繋ぎながら作品化していきました。
そして展示には蔵に遺されたモノ達が沢山登場することになりました。
会期が始まり、どうやら私の予想を超えて、物語は一人歩きを始めていたようです。
沢山の感想やコメントを頂くことができました。
お客様のそのモノ達を感じる感性に感動させて頂きました。
「 零戦、富士山ニムカフ 」
( ドクローバー 日影Ver. )