名のとおり花が咲き乱れる里です。
ここではスズメバチも人間なんかには目もくれず、一心不乱に花の蜜を漁っている虫天国でもあります。
この暮坂峠の近くにある「花楽の里」も中之条ビエンナーレの展示場所になっています。
行列が向かう先の小屋は、熊谷雅さんの作品
「土壁の小屋プロジェクト(芝棟_屋根の花園)」です。
熊谷さんは、この作品制作ために中之条町に四ヶ月もの間滞在されたそうです。
緑の衣の方が、作家の熊谷さんです。
とても、これだけの作品制作のタフな作業をされた方には見えません。
すべて地産の材料で、土壁の材料を得るために粘土掘りもされたそうです。
屋根は抜けていて空が見えるのですが、何とも不思議と居心地のよい、土壁や床の土間に温もりを感じる空間です。
縄文時代やそれ以前の遥か何万年もの間、ご先祖様達は土の家に暮らしていたことを遺伝子が覚えているのかもしれませんね…
そうそう、熊谷さんは料理も先生をされる程の腕前です。
スパイスから作られる熊谷カレー、必食です!
料理長熊谷さんのおかげで、レジデンスの食事は大変充実していました。